【ヤマツミ様のコレクション】まとめ②(シナリオ)
「ヤマツミ様のコレクション」 (2018.7.12~7.26)
ヤマツミ様のコレクション開始!
海の次は山だ!とばかりに山へと遊びに来たマスターとマイロといつもの面々。
ねぇねぇ:「山だーっ!」(笑)
シャラ:「おいおい、あまりうるさくするなよ。ヘカトンケイルが驚くだろう。」(驚)
イララ:「ただのクワガタでしょ。どういうネーミングセンスなのよ。」(呆)
シャラ:「ええいうるさいうるさい。山といえば昆虫採集だろう。呑気に写真なんて撮っている場合ではないぞ!」(笑)
甘奈:「虫も大事だけど、夜になったら天体観測をやるんだずぇ!それまでには見晴らしの良い場所を確保しときたいんだずぇ~?」(笑)
シャラ:「天体観測!そういうのもあるのか!しかし、虫取りで疲れて少し休憩したいところだな……む?」(ウイ)
突然、一行の目の前に一軒の小屋が現れた。
ねぇねぇ:「なにかしら、この小屋。こんな山の中にあるわりには随分と綺麗ね。」(微)
シャラ:「丁度いいではないか!この場所で少し休憩させてもらおう!……ううむ、しかし誰もいないようだな。」(笑)
甘奈:「アタシはまだまだ元気なんだずぇ~?皆が回復するまでこの天球儀ボールで遊ぶとするんだずぇ!ええーい!」(ウイ)
甘奈が投げたボールは、案の定想定外の軌道を描き。小屋の中に置かれていた壺に当たり……割った。
甘奈:「や……やってしまったんだずぇ……。」(驚)
シュー子:「あーあ、やってしまったわね……。」(呆)
イララ:「む、何奴。」(呆)
シュー子:「私はヤマツミよ。ここはヤマツミの住まうマヨヒガ……そこの壺を壊すなんて、罰当たりにも程があるわね。」(無)
甘奈:「し、神罰だけは勘弁して欲しいんだずぇ~!」(驚)
シュー子:「まぁ、物はいつか壊れるんだし、自然の摂理よね。ただ、どうせだし壺の代わりとしてあなた達には森を散策して蒐集品を集めてきて貰おうかしら。それまで下山禁止!……それでいいかしら?」
甘奈:「ま、また自業自得とはいえ面倒な事になったんだずぇ……。」(呆)
こうして、ヤマツミを満足させるために山を散策し蒐集品を集める事となったのであった。果たして、一行は無事に下山することが出来るのであろうか……?
シュー姉登場!
シュー子:「さて、それじゃあ早速蒐集品を集めてきてもらおうかしら。」(微)
シャラ:「そうは言ってもなぁ……。」(哀)
甘奈:「どういうものを持ってくればいいのかがさっぱりなんだずぇ……。」(呆)
シューねぇ:「そちらに関しては私から説明しましょう。」(微)
イララ:「む、何奴。」(呆)
シューねぇ:「私はこのマヨヒガにすむヤマツミの姉です。妹が無理言っちゃったみたいで、ごめんなさいね。適当なところで下山していただいて構いませんので……。」(閉)」
甘奈:「お姉ちゃんなんだずぇ?でも壺を壊しちゃったのは確かだから、仕方がないんだずぇ……。」(微)
シュー子:「そうですわよ、シュー姉。それに壊れたのはシュー姉のお気に入りだったあの壺ですのよ?」(無)
シューねぇ:「あら、そうだったの。それなら……皆様には頑張ってもらうとしましょうか。ウフフ。」(微)
マイ:「な、何だか笑顔が怖いデスのよ!?」(驚)
シューねぇ:「そんな事ないですよ?それより、蒐集品に関してですがこの森の中には様々な美しい自然の恵みが至る所にあるはずです。何を素晴らしいと思い、蒐集する価値があるものだと判断し、ここに持ってくるかは自由としますね。」(閉)
シュー子:「持ってきてくれれば私達姉妹がそちらを判定するわ。その結果により私達が満足すれば下山する事が出来るようになる、という事ね。」(微)
イララ:「なるほど。それまでは私達が貴女達の蒐集品としてこの場所に留まらざるを得ないという事ね。ふふ……いいわ、私の写真撮影のテクニックを見せてあげるわよ。」(閉)
こうして一行の蒐集品探しが始ったのであった。果たして美しい自然と出会う事は出来るのであろうか?
登山エリアへ
マイ:「アラ、こちらにいらしたという事は、これから登山デスの?」(微)
どうやらここには登山道があるようだ。
マイ:「よろしければご一緒にどうデスか?」(ウイ)
しかし、登山をするだけで蒐集品集めになるのだろうか……?
マイ:「蒐集品に関しても、歩いていれば道中で色々と見付ける事が出来ると思いマスわよ?木の実を拾ったり、森に棲む様々な動物さん達との出会いがあったり……それに、山頂で撮影した写真はきっと素晴らしい物になると思いマスの!」(笑)
という事らしい。それならば、登山をしつつ蒐集品を探してみよう。
風景写真エリアへ
イララ:「あら、来てしまったのね。」(閉)
どうやらこの場所ではイララが山の風景を撮影しているようだ……。
イララ:「予備のカメラがあるから貸すわよ?一眼でもデジカメでも好きな物を持っていくといいわ。」(閉)
それだけの機材がありながら、イララはポラロイドカメラで撮影をしているようだ。
イララ:「……ああ、これ?好きなのよね、直接写真が出てくるのって。本当に空間を切り取っているみたいで素敵じゃない?ポラロイドの予備もあったはずだし、フィルムもあるから好きに使うといいわ。お互い、いい写真が撮れるといいわね。」(微)
という事らしい。こうして風景写真の撮影が始まったのであった…。
虫取りエリアへ
シャラ:「よーしよし、ヘカトンケイル、お手!いいぞいいぞー。何処ぞの目つきの悪いマイロイドより私の言う事をよく聞くではないかっ……!」(微)
どうやらこの場所ではシャラがクワガタと戯れているようだ……。
シャラ:「お、よく来たな!ここでは昆虫採集が出来るぞ!虫網は貸してやるし、虫かごと餌の貯蔵も十分だとも!」(笑)
何故だか分からないが凄く楽しそうだ……!
シャラ:「木には蜜も塗ってあるし、ライトもあるから夜が楽しみだなぁ!あー、刺されるのが心配なら長袖のパーカーがあるからこれを着るといいぞー?」(ウイ)
どうやらシャラが色々と準備してくれているようだ。これならば経験が無くてもそれなりに昆虫採集が出来るかもしれない。
植物採取エリアへ
ねぇねぇ:「あ、よく来たわね!ここでは植物の採取が出来るみたいよ?」(微)
といいつつ、ねぇねぇが手にした植物図鑑を見ている……。
ねぇねぇ:「……うーん。まぁ、大丈夫でしょ。最悪毒でも何とかなるわよね!」(閉)
何だか分からないが不吉な言葉が聞こえた気がする。
ねぇねぇ:「植物図鑑は数冊あるから適当に持っていくといいわよー?草花だけではなく山菜なんかもあるみたいだから、あとで鍋にするのもいいかもしれないわねー?」(ウイ)
※知らない野草等は絶対に口にしないようにしてください
ねぇねぇ:「何処かに注意文章が出た気がするけど、きっと気のせいよねー。それじゃあ、張り切っていこー!」(笑)
こうして、植物図鑑を片手に山の中を散策する事になったのであった……。
キャンプエリアへ
杏奈:「……あら。ごめんなさい、川を見ていたらついボーっとしてしまって。来ていたことに気が付かなかったみたいなの。」(微)
どうやらここでは杏奈がキャンプをしているようだ。
杏奈:「今の感覚が自然と一体になる、という事なのかしらね。ふふ、悪くないと思うわ……どう?コーヒーでも飲んでいく?」(微)
辺りを見渡すと、どうやらコーヒーだけではなく焼かれたベーコンやトースト等もあるようだ。
杏奈:「お腹が空いたなら何か作るわよ?外で作って食べると何でこう美味しいんでしょうね。自然の空気が調味料にでもなっているのかしら。」(ウイ)
しかし、ここでキャンプをしているだけでは蒐集品を集められないのでは?
杏奈:「美味しい料理は価値があるものじゃない?もちろん、図鑑や写真のように保管することは出来ないけど、記憶として脳に蒐集する事が出来ると思うの。……なんて、屁理屈かしら。」(ウイ)
……どうなのだろうか?
杏奈:「まぁ、それじゃ駄目だっていうのならそこの川で魚釣りをして持っていけばいいかもしれないわね。浅瀬に貝殻やきれいな小石が落ちてたりするかもしれないし。」(微)
という事らしい。折角なのでキャンプに参加しながら蒐集品を探してみよう。
天体観測エリアへ
甘奈:「おっ、よく来たんだずぇ!」(笑)
どうやらこの場所では甘奈が天体観測の準備をしているようだ。
甘奈:「見晴らしの良い所を見付けたんだずぇ~?望遠鏡も準備済だし、後は観測するだけなんだずぇ!」(ウイ)
という事らしい。しかし、天体観測では蒐集品を集める事にはならないのではないだろうか……?
甘奈:「ふっふっふ~♪イララからカメラを借りてきたから、これで天体写真を撮るんだずぇ~♪これなら写真を渡して万事解決なんだし!」(笑)
しかし、そこにあるカメラは一眼レフのようだ。これだと山の中では現像が出来ないのでは……?
甘奈:「実はあの小屋には現像室があるみたいなんだずぇ~?現像はあのヤマツミ妹とイララに任せておけば問題ないらしんだし!」(ウイ)
という事らしい。それでは早速天体観測と天体写真の撮影を始めよう。
ヤマツミ満足度33%突破!
シューねぇ:「良い感じですね。この調子でお願いしますー。」(ウイ)
甘奈:「ところで、何で二人は自分たちで蒐集品を探しに行かないんだずぇ?この山に詳しいなら自分たちで行ってきた方が早く見つかりそうなものなんだし。」(呆)
シュー子:「基本的にこの小屋から出る事が出来ないのよ、私達。だからこうしてたまに人間を招き入れるわけね。」(無)
シューねぇ:「何かしらの物品を持って帰った人々にヤマツミの加護を与える代わりに、この山への信仰心を高めてもらったり道祖神などへお供え物をしてもらう感じですねー。」(微)
イララ:「ふぅん、色々大変なのね。」(呆)
シュー子:「まぁ、米が無くならない茶碗とかを持って帰らずに、この小屋の中で壺を割ったのはあなた達が初めてだけど。」(微)
甘奈:「ぐ……勿体ないことをしたんだずぇ……。ちなみにあの壺はどういう効果があったんだずぇ?」(呆)
シューねぇ:「確か、あの壺で花を育てるとずっと枯れないとかだったような……。」(微)
イララ:「随分と無粋ね。花は枯れるからこそ美しいのよ。四季の移り変わりの色も、終わりがあるが故のものでしょうに。」(閉)
シュー子:「それはそうね。壺が壊れたのだって自然の成り行きでしょ。でも、それが故に出会うのも運命というやつよ。こうして繋がった仲なのだから、しっかり蒐集品は探してきてね。」(閉)
イララ:「くっ……そういうわけだからさよならベイビーといこうと思いきや、やらざるを得ない感を増してくるとは。中々やるじゃないの……。」(無)
なんにせよ蒐集品を持ってくるしかないようだ……。
ヤマツミ満足度66%突破!
シャラ:「おーう、シャラ様が戻ったぞー!」(笑)
ねぇねぇ:「あらアナタ、お帰りなさい!お鍋にする?お粥にする?それとも、お・そ・ば?」(ウイ)
シャラ:「誰がアナタだ!というかその三択は色々とおかしいだろ!」(怒)
ねぇねぇ:「山菜採って来たから一緒に食べようと思ったのにー。ふーん、いいんだー、さっちゃんには食べさせてあげないんだからー。」(呆)
シャラ:「ああ待て待て……誰も食べないとは言ってないだろ……。」(哀)
シュー子:「全く……随分と賑やかな事ね。」(呆)
シューねぇ:「いいじゃないですか、たまにはこういうのも。いつもは静かな森と私達しかいない場所なんですから。」(ウイ)
ねぇねぇ:「あ、ヤマツミ姉妹ちゃんも一緒に山菜食べる?ええと、シューお姉ちゃんと、シューマイちゃんだっけ?」(ウイ)
シュー子:「そ、その呼び方はやめなさい!ちょっと気にしているんだから……!」(怒)
シューねぇ:「あらあら……すっかり仲良くなったみたいですね。ウフフ。」(笑)
山菜を食べて元気が湧いてきた。再び蒐集品探しに出かけよう!
ヤマツミ満足度100%突破!
シュー子:「うん……いい感じね。これでもう蒐集品集めも完了かしらね。」(微)
杏奈:「ふぅ……さすがに山中からこの小屋まで鑑定してもらいに来るのも大変だったの。」(閉)
シューねぇ:「ごめんなさいね。この小屋から出れれば直接見に行けたんでしょうけど……。」(哀)
マイ:「ぜぇ……ぜぇ……一つの場所で蒐集品を探している皆様はまだいいデスわ……。ワタクシは毎回山頂まで登ってからここまできておりマスのよ……。」(哀)
杏奈:「ああ……それは大変……。」(哀)
シューねぇ:「頂上へ転位させる事なら出来ましたよ?山で遭難した人が気づいたら下山していた、というような話を聞いたことないですかね?ああいうのって私達が遭難者の気配を感じたら転位させてるので、その技術の応用になるんですけど……。」(微)
マイ:「いえ、いいデスの!登山というのはやはり自分の力で登らなければ意味がないデスもの。それに、道中で様々な自然の美しさを見付ける事が出来マスのよ?」(ウイ)
杏奈:「アタシも、川を眺めている時間が多いけれど色々な事に気付くわね。人間の手なんて入らなくても、自然というものは時間と共に多種多様にその姿を変えていくのね。」(ウイ)
シューねぇ:「ふふ……この山の素敵な部分に気付けてもらえたなら、私達としても嬉しいです。きっと、まだまだ隠されたこの山の一面が眠っているはずですよ?」(笑)
マイ:「そうと聞いてはそうしてはいれないデスの!早速もう一度山頂を目指しマスのよ!さて……今度はどのルートがいいデスかね……。」(笑)
杏奈:「あらあら、すっかり登山にハマってしまったみたいね。……さて、アタシもキャンプに戻るとするの。」(微)
という事らしい。まだ見ぬ蒐集品を探しに行こう!
シュー子:「さて……。皆、色々な蒐集品を集めてくれてありがとう。そろそろ下山しないと、ご家族も心配するでしょ。」(微)
シャラ:「くっ……まだヘラクレスオオカブトを捕まえられていないというのに……無念だ……!」(哀)
イララ:「そんなのが日本の山にいるわけないでしょ……全く。」(呆)
ねぇねぇ:「分からないわよー?輸入された外来種が自然界に放たれて繁殖している場合だってあるんだからー。それによって生態系が崩れてしまう場合もあるのよー?」(ウイ)
甘奈:「そ、そんな事があるんだずぇ……?」(怒)
シューねぇ:「そうですねぇ。幸い私達の山は平気ですが、もしもそういった事があってもそれは自然の流れですから……私達にはそれを阻害する権利はありません。」(閉)
杏奈:「そんな……。」(哀)
マイ:「こんなにも美しい山が人のせいで変わってしまいマスのね……。」(哀)
シュー子:「もしも出来る事があるとするならば、この山……いえ、全ての山に訪れる人々が自然の美しさを知り、生態系に影響を与えないような振る舞いを心がけてくれるように祈ることくらいね。」(閉)
甘奈:「分かったんだし!気を付けるんだずぇ!」(怒)
シューねぇ:「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいですね。今回皆さんは夏山で色々なステキを見付けたと思います。でも、山というのは四季によって大きく姿を変える物なんですよ?」(笑)
シュー子:「もし別の季節にこの山を訪れる事があるのなら、歓迎するわ。その時は……壺を壊したりしないでよね?」(ウイ)
甘奈:「も、勿論なんだずぇ!」(驚)
こうして、山での蒐集品を集めを終えた一行は下山し、各々の帰る場所へと向かう。
この思いでこそが一番の蒐集品だと、誰かが口にしたとか。しないとか
めでたしめでたし