「君と過ごす真夏の島(前編)」まとめ②(シナリオ)
「君と過ごす真夏の島(前編)」 (2018.8.1~8.16)
【君と過ごす真夏の島 開始】
本格的に夏を迎えたある日、道を歩いていたらある物を見つけた。
「mosimo phone……」
間違いなくシャラの落とし物だろうと思う【マスター】。
明日シャラに返しに行こう。そんなことを考えていると、mosimo phone から着信がかかってきた。
「もしもし?」
ノイズが酷いが微かに声が聞こえる。
「貴方を……待ってる……」
そう残すと電話は切れた。
疑問に思いながら携帯の画面を覗くとカナン島へと書いてある。
「カナン島へ?」
言葉を発した瞬間携帯が光りだし、気がつくと【マスター】は知らない部屋の中にいた。
ソラ:「あっ!目が覚めたんですね♪起きてきて大丈夫ですか?」(驚)
軽くうなずき、少女にここが何処か尋ねてみた。
ソラ:「大丈夫ならよかったです!ここはカナン島で私のお家兼宿屋です♪家の外に出たら貴方が倒れてたから焦りましたよ~!急いで先生に診てもらったんですから!」(微)
ソラ:「でも特に怪我とかは無いとのことなので一旦お部屋の方で休んでもらってた感じです!そうそう私の名前はソラって言います!貴方の名前も教えてもらっていいですか?」(ウイ)
ソラ:「……【マスター】さんですね。宿泊予約名簿はっと……あったあった!どれどれ~あっ!やっぱり家のお客さんだったんですね!」(笑)
ソラ:「え~っと宿泊期間は……。8月いっぱいまでで、お金の方もう頂いているって書いてありますね!」(微)
ソラ:「出だしから大変なことになっちゃいましたけど、これから短い間よろしくお願いします♪」(笑)
どうやらこの宿に泊まるということになっているらしい。
観光地を巡っていればあの声の子に会えるだろうか?
そんなこと思いつつ予定を決める【マスター】であった。
【彼女と過ごした夏】
最後の日が終わり。
【マスター】は彼女と別れ自分の世界線に帰ってきた。
あの世界線での出来事はとても鮮明に思い出せる。
ただ、まだ何かやり残したことがあるような気がしてならない【マスター】。
「あの時、違う選択をしていたら……」
そんなことを考えていると不意に【マスター】の手に握られていたmosimo phoneが鳴り出した。
「着信?」
mosimo phoneの通話ボタンを押す【マスター】。
「もしもし?」
ノイズの音に間違いなく聞こえる声。
「貴方を……待ってる……」
どうやら【マスター】の夏はまだ終わらないようだ。
【一人で過ごした夏】
最後の日が終わり。
【マスター】は自分の世界線に帰ってきた。
結局声の主を探すことができなかった【マスター】。
そんなことを考えていると不意に【マスター】の手に握られていたmosimo phoneが鳴り出した。
「着信?」
mosimo phoneの通話ボタンを押す【マスター】。
「もしもし?」
ノイズの音に間違いなく聞こえる声
「貴方を……待ってる……」
どうやらまだチャンスはあるらしい。